サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』を読んで

サミュエル・ベケットは、アイルランド出身、フランス語で多くの作品を残した作家です。ゴドーを待ちながらは彼の代表的な戯曲で、「不条理劇」の金字塔と言われています。普通の作品は起承転結があり、ストーリーがしっかりしているのにも関わらず、この作…

久保田麻琴『世界の音を訪ねるー音の錬金術師の旅日記』を読んで

よく書いているように、僕は伝統的にその土地で鳴らされてきた音楽、所謂伝統音楽、民族音楽というものに、とても強く心惹かれます。中学時代、ケルト音楽に興味を持ったことがきっかけで、アイルランド、バリ、ベネズエラ、ボリビア、と、時にはマーチャン…

『アイルランド紀行-ジョイスからU2まで-』栩木伸明著 を読んで

先日の自己紹介でも書いた通り、僕はアイルランドという国がとても好きで、大学の図書館でアイルランドの音楽や文学について詳しく記した本が無いか探した結果見つけたのがこの本でした。アイルランド紀行は司馬遼太郎も記していたりするらしいのだけど、い…

銀杏BOYZは僕のヒーロー

昨日、10/13(金)、13日の金曜日に、銀杏BOYZのライブに行ってきました。このライブは、ただ単に楽しみにするだけじゃなくて、僕が色々な思いを胸に、ある種けじめをつけるつもりで参戦してきたものでした(大げさかもしれませんが)。その話をする前に、僕の銀…

C・S・ホール, V・J・ノードバイ著 ; 岸田秀訳,『ユング心理学入門』を読んで

とりあえず、九月から読んだ本に関してはこれで全部書き終えたはずです。長かった…。しかしこうして日を置いて改めて思い返してみると、つい数週間前に読んだ本でもかなり内容を忘れていて、改めて読了後すぐにこうした備忘録をつけておく事の大切さが身に染…

河合隼雄 『心理療法入門』を読んで

まず本に関係ない話ですが、さっきから連続で投稿をしている理由は、そもそもこのブログがこの9月くらいから読んだ本の備忘録として使うことを目的としたものだったからです。ツイッターでこうした本に関するツイートをしていたのですが、「知識のひけらかし…

サミュエルベケット『いざ最悪の方へ』を読んで

サミュエルベケットはアイルランド出身の作家です。フランス語で多くの作品を書いたり訳してるので、あまりアイルランド、てイメージはないかもしれませんが。戯曲の『ゴドーを待ちながら』なんかは知ってる人も多いのではないでしょうか。今回読んだのはそ…

アイルランド音楽辞典を読んで

なんか読書感想文みたいなタイトルですが、このような感じで、読んだ本とか曲、その他諸々の作品、事柄について徒然なるままに書いていこうかと思ってます。アイルランド音楽事典 編著いとうごおなんとか読み終えたのですが、タイトル通りただの事典でした。…

ブログを始めました

こんにちは。ごっぴと呼ばれているものです。今日からブログを始めることにしました。実は、かつて中高時代にもブログをやっていたのですが、高校入ってしばらくして辞めてしまったので、これが5年ぶりくらいの投稿です。当時ブログをやっていた理由は、自分…