『アイルランド紀行-ジョイスからU2まで-』栩木伸明著 を読んで

先日の自己紹介でも書いた通り、僕はアイルランドという国がとても好きで、大学の図書館でアイルランドの音楽や文学について詳しく記した本が無いか探した結果見つけたのがこの本でした。


アイルランド紀行は司馬遼太郎も記していたりするらしいのだけど、いかんせん図書館で見つからない…。


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この本はタイトルの通り、アイルランドの文学、音楽、その他の芸術作品に関して短く章ごとにまとめられたものです。


ただ、意外と歴史に関する話が多くて、人の名前や出来事なんかの名前を覚えられない僕には少し冗長で退屈な気もしてしまいました(著者も作中で、歴史を語る重要性に触れた上で断った上で書いていましたが)。


ただ、面白い章もいくつかあって、特にオスカーワイルドの名言の紹介を交えていた章なんかは良かったです。


イェイツやジョイスはもちほん、オスカーワイルドやガリヴァー旅行記のスウィフト、ベケットなど、アイルランド出身の文豪は意外とたくさんいます。

そうした人の作品が好きで、尚且つ歴史に興味のおありの方はぜひ。


個人的には文学中心であったので、U2はもちろん、伝統歌の歴史なんかにももう少し触れてもらえたら尚良かったです。


ごっぴ